今回はメディアを用意するのが面倒なので、PXEブートを利用してセットアップすることにしましたがなぜかハマったのでメモ残しておく次第。
まずPXEブートの方法については「http://satospo.sakura.ne.jp/blog_archives/tech/centos/pxecentos4.html」が詳しいのでここを参照して設定する。
ハマったのはインストール途中でメディア内のファイルが読めないというエラーが発生して先に進まなくなる現象。調べたところ、以下の記載が見つかった。
i've tried to install centos 6 from the network and then also from the -netinstall iso image. both produced the same error, file is missing.
i cannot fine reqested file on any of the mirrors.
Error
Unable to read package metadata. This may be due to a
missing repodata directory. Please ensure that your
install tree has been correctly generated.failure:
repodata/36d33ae6f-primary.sqlite.bz2 from
anaconda-CentOS-201106060106.x86_64: [Errno 256] No
more mirrors to try.
まさにこれ。正確なファイル名はメモとっていないので省きますが、エラー内容としてはrepodata/以下のファイルが読めねぇよ!というエラー。回答をみると
repomd.xml was broken on our mirror, there was some discontinuity (some files were older/newer than the others).
i synced our mirror to the latest one on ftp.sh.cvut.cz, now it works
ということなので、どうもisoパッケージが古かったために発生した模様。DLして試したのはHTTPの理研とJAISTのミラーなので、これらでPXE使ってインストールする場合要注意かもしれません。
と思ったら、これ6.0の記事ですねってことだけども、だいたいどこが問題あるのかわかったので今度は本気でネットワークインストール版で入れてみる
NG
どうやら、仮想ドライブ(DAEMON)から直接読んでいるのがダメらしいのでデータをコピーしていじってみることに。
→OK
どうやら直接仮想ドライブみるとエラーになるようです。昔は大丈夫だったような気がしてたんだけど。
詳細は一途なベン » サーバ設定:運用 » OSのインストール~初期設定 » 前準備(PXEインストール用)に記載がありました。
マウントしたイメージは普通のDVD-ROMと同様に使用できるので、ファイルをすべてどこかのフォルダにコピーしておきます。今回は「W:\CentOS6」と指定。
5.6まではFTPのディレクトリはそのまま仮想ドライブを選択すれば良かったのですが、インストール途中で下記エラーが発生するために対処が必要になったため。
ファイルのコピーが終了したら、「repodata」内のファイルをすべて削除し、こちらのものと入れ替えます。(面倒な方はこちらから)
そういうわけなので、イメージ内のデータをコピーしてインストール。
必要なのかわかりませんが、同じようにrepodata内のファイルも入れ替えてセットアップしたところ正常にインストールできました。